教育分析
スーパービジョン
私たち対人援助職にもこころがあります。
クライエントさんに会っているときにも私たちのこころは動いています。
クライエントさんがよくなるのは嬉しいものですし、やりがいも感じられます。
しかし、自分の面接に自信をなくして不安になることもあります。
「クライエントさんに、この人頼りないって思われてないかな」
「さっきの応答、冷たいって思われたんじゃないかな」
「この仕事、やっぱり向いていないのかな」
など。
挙げていったらきりがないほどです。
面接中に私たちがこころを平静に保つにはどうしたらよいか。
経験を積むことはもちろんですが、他にも先達が残してくれた方法があります。
ひとつが教育分析です。
教育分析はわかりやすく言えば対人援助職の方がカウンセリングを受けてご自分のこころを知るという営みです。
自分のこころのテーマに気づくことで成長を感じることもありますし、面接中の自分のこころの動きに動じにくくもなります。
もうひとつがスーパービジョンです。
面接場面で起こったことをスーパーバイザーに相談し、見直すことで、振り返りや新たな視点からの気づきが得られます。
ご自分の「らしさ」を活かしながら、面接の方向性を一緒に考えたり、必要なスキルを検討することもあります。
教育分析やスーパービジョンはカウンセラーや心理療法家に限らず、相談員の方、看護師やOT、様々なセラピスト、コーチ、コンサルタントなど、広い意味での対人援助職の方に有用だと考えています。
また、これから専門家を目指す方の教育分析もお受けしております。
カウンセラー/心理療法家の方
対人援助職の方
これから専門家を目指している方
教育分析
安定してカウンセリング/心理療法を続ける上では、臨床家自らが、今抱えているこころの課題やプロセスを理解していることが必須だと思われます。
カウンセリング、分析的心理療法、認知行動療法、ゲシュタルト療法など、さまざまな視点を活かしたセッションを提供いたします。
すでに臨床家として活躍中の方でも、これから臨床家を志す方でも、ご自分のこころの特徴に気づき、自分らしさを活かして臨床を続けられるようお手伝いいたします。
当ルームの心理師は、ユング研究所で学んだ深層心理学の研究家から、6年半に渡って教育分析を受た経験があります。
料金 1回(50分) 8,000円
スーパービジョン
面接に自信が持てない、面接を多角的に見直したい、臨床力をつけたい、アドバイスが欲しい、臨床をやっていると、さまざまな壁に行き当たってしまうことがあります。
クライエントの対応に日々悩む臨床家の方は少なくありません。臨床家にも、ケースのことについて相談できる場は必要です。
ケースフォーミュレーションや目標設定などの基礎的なことでも、臨床家の個性を活かしたカウンセリングや心理療法の進め方でもご相談いただけます。
料金 1回(50分) 12,000円
認知行動療法のスーパービジョン
CBTにオリエンテーションのある臨床家の方と接していると、自分の面接はCBTではなく「CBT風の面接」になっているのではという不安や危惧があるようです。
CBTでも、他の心理療法と同様、まず型を身につけて、それから実践を通して自分らしさを活かしていくというプロセスが望ましいと考えます。
そのために、まずはしっかりとCBTの型を身につけることを支援いたします。
CBTのスーパービジョンは、
- ケースサマリーを提出(初回のみ)
- 面接の録音データの提出
- 面接記録をまとめたシートを提出
- SV
という、厚労省認知行動療法研修事業のSV手順に沿って行います。
面接開始から終結まで、手厚くサポートいたします。
SVはおよそ16回を予定しています。
スーパーバイザーはSV当日までに録音を聞き、シートの内容を吟味いたしますので、他のSVとは料金が異なります。
当ルームの心理師は、厚労省認知行動療法研修事業スーパーバイザーを務めております。
https://mhlw-cbt-training.ncnp.go.jp/supervisor.html。
料金 1回(50分) 24,000円
つくばね心理療法研究会
心理療法やカウンセリングに関する研究会やセミナーを行っております。
カウンセラー/心理療法家の方だけでなく、対人援助職の方やこれから専門職を目指す方まで、広くご参加いただける研究会やセミナーもあります。
参加者募集中の研究会
現在、参加者募集中の研究会はありません。
過去の研究会
不定期開催
ゲシュタルト療法CFO勉強会
2024 年11月23日
「渡邉孝憲ワークショップ〜自己理解から自己革新へ〜」